設計施工一貫体制と第三者設計監理はどちらが良いのでしょうか。
2012.10.24 Wednesday
設計と施工をすべて自社で行う一貫体制と
設計と施工は別の会社が行う第三者設計監理はどちらが良いのでしょうか。
弊社は建築設計事務所として、町の工務店から大手建設会社に至るまで
様々な建設現場において第三者的立場にて設計監理を実施してきました。
第三者監理の良いところは当たり前ですが施工者とは別にお客様目線でしっかりと
監理することができること。短所は万一何か問題が発生した場合に、責任の所在が
設計者なのか施工者なのか判断が難しくなるケースがあること。(弊社では
正直過去にありませんが、よく聞く話ではあります。)
施工会社の施工体制は各社様々ですが、どのような施工会社に施工をお願いする場合
にも、設計事務所としての監理体制・指示事項を整え、これを施工会社に指示監理する
ことでしっかりとした施工品質を保つことが可能です。
多くの施工会社は品質管理をしっかりと実施しているため大きな問題が起こるリスクは
少ないのですが、第三者的に監理する設計監理者がいることは、お客様立場で考えれば
大変頼もしい存在だと思います。
設計と施工を自社で行う一貫体制についてはどうでしょうか。
同じ会社内にて監理体制を整えていくことができるため
迅速に対応が可能になり、スピード感を持って現場対応ができること。
設計者への質疑なども社外の設計者にお伺いをたてるのではなくあくまで
社内で確認ができること。お客様と考え抜いた設計内容を自社の方向性をしっかりと
把握したスタッフが管理できることは施工会社としては非常に安心できる体制といえます。
尚、弊社においては一貫体制の場合においても現場監督、設計監理者がそれぞれ
監理(管理)を実施するダブルチェック体制となっております。
どちらが良いかは皆様、様々なお考えがあると思われますが、第三者の立場のみで設計監理
を実施していた頃は、間違いなく施工と設計は分かれるべきと考えておりましたが、
今では一貫体制の良さも第三者監理の良さも取り入れる、
自社一貫の現場監督・設計監理者のダブルチェック体制が一番良いのではないかと
考えております。現場管理者としての管理と設計監理者としての監理を社内において
責任をもって実施する。
自社で設計した設計図面を元に責任を持って施工を実施し、責任をもって
アフターメンテナンスを実施していく家づくりがお客様にとっては末永く一番安心
できる家づくりなのではないかと考えております。
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