こんにちは。
スタッフの藤本です。
今日は住宅エコポイントのお話です。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、住宅エコポイントとは
政府の景気・省エネ対策の一環として、一定の基準を満たした住宅を新築、またはリフォームする場合に建て主、または代理人(弊社のような請負業者)の申請を受けて
最大30万ポイントを上限にポイントの交付を受けて、様々な商品と交換できるという制度です。
1ポイントは=1円換算なので、30万ポイントというと…かなりお得な制度です。
設計の基準さえ満たせば、基本的にどなたのお家でもポイントの交付を受けることができます。
しかしながら注意するべきは「一定の基準」です。
細かな条件はいろいろあるのですが、主に重要になってくるのは断熱性能です。
大きな窓があればあるほど熱が逃げる関係で、エコポイントを取得するためにグレードアップする
必要があります。
さらにポイントの交付を受けるためには「エコポイント対象住宅」の認定を受ける必要があり(長期優良住宅の認定で申請するなど、他の方法もありますが)、認定を受けるためにはいろいろな書類や図面を準備して申請しなければなりません。
一般の方には少し難しい手続きですので、弊社のような設計・建築の請負業者が代行する形になりますが、少々費用がかかってしまいます。
すると30万ポイントが断熱材等のグレードアップ費用と申請代行料でほとんど相殺されてしまうんですね。(設計条件により異なります)
つまり、住宅エコポイントとは政府の補助金で住宅の仕様を無料にてグレードアップできる制度と考えればよろしいでしょうか。
ちなみに現時点での住宅エコポイント申請期限は平成23年中に工事が始まる物件に限ります。
私は住宅エコポイントの申請を担当しており、複雑な認定条件や申請の手順をやっと覚えてきたところなのですが。
この知識は平成23年限定のものであるかと思うと、少しだけ切なくなります(笑)。

写真はエコポイントとは関係ありませんが、軽井沢にある「石の教会」です。
どうやら断熱の余地はなさそうです(笑)。